4. まとめにかえて
2024年に制度変更になったNISAについて、現行の制度内容や「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の特徴を比較しながら確認しました。
50歳から15年間「毎月5万円」の積み立てをした場合のシミュレーションもご紹介しましたが、積立投資を行う場合は、できるだけ長い期間を確保できる方がリスクを軽減できる傾向にあります。
たとえばNISA制度を活用して積立投資で65歳までに老後資金を準備するとしましょう。
65歳時点の目標額が同じなら、50歳から始めるよりも40歳から始めた方が、毎月の積立金額は少なくなります。
複利効果もより得られるでしょう。
ただし、リスクがあるため投資額や投資対象は適切なものを選択する必要があります。
いつ始めるか、いま余裕資金はいくらあるか、目標額はいくらかなど多角的に投資対象を選ぶことになります。
しっかりとリサーチする、あるいは金融機関で相談するなどして、自分に合うもので資産運用を行えると良いでしょう。
参考資料
荻野 樹