2014年に創設されたNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)。スタートから10年以上が経過し、口座開設数はみるみる増えています。

老後資金を準備するために、これからNISAを活用してみようと考えている人もいるでしょう。

本記事では、NISAの基本的な仕組み、実際に積立投資をした場合のシュミレーションをわかりやすく解説します。

1. 今さら聞けない「NISA制度」って何?

2024年1月にNISA制度が見直され、新たな枠組みとして「新NISA」がスタートしました。

NISA(少額投資非課税制度)は、その名の通り少額から投資を始められるうえ、運用で得た利益が非課税になるのが大きな特徴です。

通常、投資利益には約20.315%の税金がかかりますが、NISAを活用すれば、これらの利益が税金なしで受け取れます。

NISA「非課税」のしくみ

新NISA「非課税」のしくみ

出所:金融庁「NISAを知る」

NISAでは、従来の制度と比べて非課税で保有できる期間が無期限となり、長期的な資産運用における税制上のメリットが一層強化されました。

次章では、NISAの具体的な変更点について詳しく解説していきます。