2. 個人年金保険ってどんなもの?知っておきたい基本
個人年金保険とは、将来の年金を自分で準備するための保険で、あらかじめ決めた時期(たとえば60歳)から定期的に年金を受け取れるしくみです。
主に「定額個人年金保険」と「変額個人年金保険」の2種類があります。
図表では平準払いのケースを想定しています。
個人年金保険の保険料支払い方法については、保険会社や商品によって定期的に分割して保険料を支払う「平準払い」と、まとまった金額を一括して支払う「一時払い」があります。
年金の受取額が決まっている「定額型」と運用成果次第で資産が増える可能性がある「変額型」について、ポイントにそって解説します。
2.1 定額個人年金保険は「受取額が一定」
定額個人年金保険は積立後の年金受取額が毎年同じ。将来の計画が立てやすく、老後の収支を安定させたい人に向いています。
2.2 変額個人年金保険は「運用結果によって変動」
積立金額や将来受け取れる年金額が運用次第で変動します。運用がうまくいけば年金額が増え、逆に不調だと減るリスクもあります。
また、年金額は年金支払日ごとに再計算されるため、年金支払い開始後も毎年変動する可能性があります。