3. 2025年度の年金額は「+1.9%」に増額改定
公的年金は、物価上昇率や賃金上昇率などに応じて改定されます。2025年度の公的年金額は2024年度から「+1.9%」の改定となり、2025年6月支給分より増額された年金が振り込まれます。
既に年金を受給している方は、6月に振り込まれる年金額を確認しましょう。年金からは社会保険料や税金が天引きされている(年間の受給額が18万円以上の方)ため、最終的な手取り額をベースに生活を考えなければなりません。
特に、昨今はさまざまなモノやサービスの価格が上昇しています。意識的に節約をして、家計が困窮しないように気を付ける必要があります。
4. 年3%の物価上昇に対抗しなければならない
総務省統計局によると、2025年3月分の物価は、前年同月比で3.6%の上昇となりました(総合指数)。年金の上昇率を上回っており、何も対策をしなければ家計が苦しくなってしまいます。
年金は大幅な増加が見込めない以上、年金生活者は節約を意識しましょう。余計な買い物はしないのはもちろん、満足度の低い買い物を控えたり、クーポンやポイントを活用して支出を抑えたりするとよいでしょう。
また、毎月の支出の中に見直しの余地がある固定費があるかもしれません。通信費や保険料、サブスクリプションサービスなどの固定費を削減できれば、節約効果が持続します。
固定費の節約は家計の健全度を高めるうえで効果的なので、ぜひ見直しを検討してみてください。