老後に年金をいくら受け取れるかは、現役時代の働き方・過ごし方が影響します。
厚生年金に加入して働く会社員や公務員、パート・アルバイト従業員の場合、加入期間と年収の影響も受けるため、非常に大きな個人差が生まれます。
また、厚生年金については男女の差が大きい点にも注目です。
上記のとおり、国民年金は男女差はほとんどありませんが、厚生年金においては月額6万円もの差があります。
本記事では、女性の年金受給額について深掘りしていきたいと思います。
1. 【厚生年金】女性の平均月額は男性より「6万円」も少ないのが今の実態…
厚生労働省が発表した「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、女性が受け取っている公的年金の平均額は、以下のとおりです。
1.1 【女性】国民年金(老齢基礎年金)の平均受給額
まず、国民年金(老齢基礎年金)の平均額を見てみましょう。
〈全体〉平均年金月額:5万7584円
- 〈女性〉平均年金月額:5万5777円
国民年金は男女差が小さいものの、いずれも月5万円台と、生活費をまかなうには心許ない水準です。