意外？納得？【厚生年金】国民年金と合わせても「月額10万円未満」はけっこう多いってホント？年金を増やすアイディア3選

3. 「将来、もらえる年金が少ないかも…」年金を増やすアイディア3選

ここからは現役世代の人たちが検討したい年金を増やすアイディアを3つご紹介していきます。

前述のとおり、厚生年金は現役時代の年金加入期間と年収の影響を受けます。

加入期間が長いほど、そして年収が高いほど年金が高くなる仕組みですので、ここを意識して働くことで年金額アップが期待できます。

国民年金に未納期間があると、受け取る年金額が減額されるため、未納期間がある場合は追納を検討しましょう。

国民年金の受給資格は「保険料納付済期間」と「保険料免除期間」の合計が10年以上であることが条件です。もし10年未満の場合、年金は支給されません。

ギリギリ9年11カ月だった場合、無年金ということになってしまいますので留意しておきましょう。

また、国民年金のみを受給している場合には、「国民年金基金」や「付加保険料」など、年金額を増やすための制度を利用する方法もあるため、これらの制度を活用することを検討するのも一つの手段です。

「繰下げ受給」を視野にいれて65歳以降の働き方や過ごし方を考えるのも良いでしょう。

繰下げ受給とは、年金の受給開始時期を遅らせることで、受給額を増やすことができる制度です。

年金受給開始を1カ月遅らせるごとに、年金額が「0.7%増額」され最大で84%増額することが可能です。

たとえば、厚生年金が「10万円」の場合、75歳から繰下げ受給を選ぶと、受給額が「18万4000円」まで増える計算になります。

ただし、繰下げ期間中は年金を受け取れないため、その間の生活費を別の収入源で補う必要がある点には注意が必要です。