この記事では、シニア世代が活用できる主な給付金制度について、わかりやすくご紹介します。

7月は夏の暑さが本格化し、冷房代や医療費などの負担が増えやすい時期でもあります。そのため、「自分も何か支援を受けられないだろうか」と感じる高齢の方も多いのではないでしょうか。

年金だけでは生活費や医療・介護費をまかないきれない場合、国や自治体の給付金制度が大きな支えになります。ただし、こうした支援を受けるには「申請が必要」「所得や年齢の条件がある」などの注意点もあるため、制度ごとの内容をしっかり確認することが大切です。

本記事では、申請しないともらえないお金を取り上げ、条件や申請方法などを詳しく解説します。

暑さ対策とともに、家計や健康面の備えとして、ぜひ参考にしてみてください。

1. 【申請しないと受け取れない】国から支給される「給付金・補助金・手当」とは?

公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)は、私たちの生活を支える重要な制度ですが、自動的に支払われるわけではなく、受給するには自ら手続きを行う必要があります。

また、国や自治体が提供している「給付金・補助金・手当」も、多くは年金と同じく「申請しなければ受け取れない」仕組みです。

中には、申請が遅れることで受け取れなくなったり、支給額が減る可能性もあるため、対象となる制度があれば、しっかり申請して受け取れるようにしましょう。

今回は、シニア世代に向けた「申請しなければもらえない」公的な支援金を5つ紹介します。