3. 今から始める老後対策(2)ライフプランに合った資金計画を立てる

セカンドライフの過ごし方が明確になったら、そのために必要な資金計画を立てましょう。

生活費や医療費、介護費用、趣味や旅行に使う娯楽費など、あらゆるシーンを想定しながら必要なお金を試算してみてください。

特におひとりさま世帯の場合は、医療や介護についても1人で対応しなければなりません。

「自宅で1人で暮らすことが難しくなったらどうする?」といったリスクについてもきちんと考えておきましょう。

4. 今から始める老後対策(3)セカンドライフで役立つスキルや資格を取得する

最近では、定年退職を迎えた後も働き続ける人も珍しくありません。仕事は収入を得るための手段だけでなく、社会との関わりを維持する機会にもなります。

たとえば、「現役時代の仕事で得たスキルを活かしてセミナーを行う」、「長年の趣味を仕事にする」などセカンドライフでもさまざまな働き方があります。

長く働き続けるためには、今のうちからセカンドライフでも役に立つようなスキルや資格を取得しておくのもよいかもしれません。

5. まずは老後の暮らしぶりを具体的にイメージしてみよう

老後に対して漠然とした不安を感じるのは、具体的な暮らしぶりやお金の流れがイメージできていないからでもあります。

老後はどこで暮らしてどのような生活を送りたいのか、仕事はいつまで続けるのか、そういった将来像を具体的に描くことによって、そのために必要な資金や今から準備しておくべきことが明確になります。

「老後資金が全く貯蓄できていない」とただ焦るのではなく、これから何をすべきなのかひとつずつ整理していきましょう。

具体的な目標が目に見えることで、日々のお金の使い方も自然と変化していくはずです。

参考資料

椿 慧理