7月も半ばを過ぎ、暑さが本格化してきました。エアコンを使う時間が増え、電気代の高さにハッとする人もいるのではないでしょうか。

この時期は、夏のイベントや帰省の準備などで出費がかさみがち。家計の収支が変動しやすいからこそ、今一度、生活費や将来の資金計画を見直すタイミングと言えるでしょう。

最近は「新NISA」が話題ですが、「資産運用に興味はあるけれど、今から始めても意味があるの?」「毎月いくら積み立てれば老後の足しになるの?」と迷っている方もいるかもしれません。

今回は、50代から新NISAで積立投資を始めた場合、65歳までにどれくらいの老後資金をつくれるのかを、想定利回り1~5%でシミュレーションしていきます。

「今からでも遅くないのかな?」と感じている方にこそ、参考にしていただきたい内容を解説していきます。

1. 今さら聞けない「新NISAのメリット」は?仕組みをおさらい

まずは新NISA制度について確認しておきましょう。

NISAとは、通常であれば運用益に対して約20.315%課される税金が非課税になる制度です。

この制度は2014年にスタートしましたが、2024年度からは制度が改正され、「新NISA」として生まれ変わりました。