3. 年金振込通知書の「チェックポイント」は?
年金からは介護保険料や税金などが天引きされているため、「年金支払額」より実際の手取り額は少なくなります。天引きされる保険料や税金などの項目をメインに目を通しておきましょう。
【通知書に記載されている主な項目】
- 国民年金(基礎年金)
- 厚生年金保険
- 年金支払額
- 介護保険料額
- 後期高齢者医療保険料、国民健康保険料
- 所得税額および復興特別所得税額
- 個人住民税額
- 控除後振込額
上記以外にも、「改定前の年金額」や「前回支払額」も記載されています。直近3年間は年金の改定率が上昇しているため、年金額は増加しています。比較して確認してみましょう。
実際に受け取る額は、社会保険料や税金が引かれた「控除後振込額」です。所得税額や住民税額に記載があれば、税金を納めていることになります。
税金に関しては、還付が受けられる場合もあるので、確定申告をすることも検討しておきましょう(※後の章で言及します)。また、特別徴収されていない社会保険料がある場合も、社会保険料控除を受けるために確定申告をして精算する必要があります。
通知書の欄内が空欄になっていたり、「*」が記載されている場合もあります。表示の理由がわからない場合などは問い合わせてみましょう。