3. 株価が乱高下しても慌てないことが大切

2025年4月、アメリカのトランプ大統領が実施した関税政策を発端として、株価が乱高下しています。

4月7日には日経平均株価が史上3番目の値下がり幅を記録し、その後も将来の不確実性や景気後退懸念などもあり、不安定な状況が続いています。

このように、一時的に株価が大幅に下落する事態は過去に何度も起きてきました。リーマンショックのように、不景気が数年間にわたって継続した事例もあります。

投資家の方がやってはいけないことは、株価が不調なときに、慌てて資産を売却してしまうことです。価値が下落しているときに売却してしまうと、その後の回復局面を逃してしまいます。

実際に、これまでも暴落が起こったあと、株価や経済状況は回復してきました。そのため、暴落が起こったら、「優れた金融商品を割安で購入できるチャンス」と捉えることもできます。

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あらかじめ決まった金額を継続的に投資することにより、長期的に効率よく資産形成を進められます。

積立投資

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出所:金融庁「資産形成の基本」

今後も、何かの拍子に株価が暴落する事態は起こり得るでしょう。

将来に向けて資産形成を進めている方は、短期的な価格変動に惑わされることなく、長期的な視点で投資と向き合ってください。