3. 国民年金保険料が免除されている人はどれくらいいる?
2023年度時点で国民年金保険料の免除を受けている人の数は、以下のとおりです。
- 全額免除:378万人
・うち法定免除:145万人
・うち申請全額免除:233万人 - 4分の3免除:16万人
- 半額免除:10万人
- 4分の1免除:6万人
全額免除を受けている人が、一部免除を受けている人よりも多くなっています。
厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、自営業やフリーランスのような国民年金第1号被保険者のうち、猶予や全額免除を受けている人は43.6%で、全体の半数近い人数となっています。一方、一部免除を受けている人の割合は、第1号被保険者の2.3%です。
保険料の免除を受ければ、将来受け取れる年金額は少なくなります。老齢年金生活者支援給付金は、国民年金保険料の免除を受けた人にとって、貴重な救済措置といえるでしょう。
次章では、老齢年金生活者支援給付金の申請方法を解説します。