3. 現シニア世代の年金受給額【国民年金】平均月額いくら?
次に、厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、国民年金の平均受給額についても確認していきます。
3.1 《一覧表》国民年金の平均月額
- 〈全体〉平均年金月額:5万7584円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9965円
- 〈女性〉平均年金月額:5万5777円
割合
- 4万円以上の割合:89.7%
- 5万円以上の割合:76.8%
- 6万円以上の割合:54.5%
- 7万円以上の割合:6.8%
国民年金の受給額で最も多いのは、「月6万円以上〜7万円未満」の層です。
国民年金は保険料が定額であるため、男女間で大きな金額差が出にくい仕組みとなっており、自営業者や専業主婦など、厚生年金に加入していない人が主に対象です。
ただし、支給額が月およそ5万円程度となるケースも少なくなく、国民年金だけでは老後の生活費を十分にまかなうのは難しいといえるでしょう。