ゴールデンウィークがはじまり、普段は忙しくてもやっと長期休暇で時間が取れるという方も多いでしょう。
時間のあるタイミングで考えたいのが「お金」のこと。4月は飲食料品の値上げ品目数が多く、改めて家計を見直そうと考える方もいるのではないでしょうか。
お金に関することはたとえば資産運用などはリスクがあったり、また手続きなどをすると時間がかかったりするため、時間のあるときにゆっくりと考えることが大切です。
特に後回しがちな老後資金について、今回は60歳代の貯蓄や年金などの事情を確認しながら、老後資金についてみていきましょう。
1. 日本人の平均寿命は80歳以上
老後資金を考える際、老後の期間についておおよその目安を考えて試算をおこなうといいでしょう。
厚生労働省が公表した「令和5年簡易生命表の概況 1 主な年齢の平均余命」によると、現在日本人の平均寿命は80歳を超えています。
- 男性の平均寿命:81.09歳
- 女性の平均寿命:87.14歳
日本の平均寿命は、昭和から令和にかけておおむね右肩上がりに推移しているのが特徴です。
また、平成以降、平均寿命の男女差はおおむね6歳前後で推移しています。
実際には個人差がありますが、仮に65歳で引退した場合、老後生活は20年程度あるという予想がたてられるでしょう。