4. 生活保護費の計算方法

続いて、生活保護費の算出方法について解説します。

まず生活扶助基準額は、年齢別の生活扶助基準によって異なります。例えば1級地-1(後ほど解説)にお住まいの70~74歳であれば、第1類の基準額は4万6460円です。

こちらに人数ごとの逓減率をかけます。仮に1人世帯であれば、1.0000です。

次に第2類の基準額は、同条件で2万7790円。ここまでの合計が生活扶助基準となり、さらに個別の状況に応じて加算がされていくということです。

4.1 級地制度

ここで知っておきたいのが、級地制度についてです。

生活保護は、地域における生活様式や物価差による生活水準の差を生活保護基準に反映させており、これを級地制度と呼びます。

お住まいの地域の具体的な基準については、厚生労働省「級地区分」等をご参照ください。