3. 生活保護費はどう決まる?

生活保護で支給される金額は、世帯の状況等によって異なります。

3.1 生活保護費のイメージ

収入と定められた基準(最低生活費)を比較して、収入が最低生活費に満たない場合に、最低生活費から収入を差し引いた差額が保護費として支給されます。

※最低生活費は、お住まいの地域や世帯の構成等により異なります

3.2 保護費の種類と内容

保護費の種類と内容

保護費の種類と内容

出所:厚生労働省「生活保護制度」

  • 生活扶助

衣食、その他日常生活の費用をまかなうための扶助。飲食物費、光熱水費、移送費などを支給するもの。

  • 住宅扶助

家賃、間代、地代等を支払う必要があるときや、補修、その他住宅を維持する必要があるときに行う扶助。

  • 教育扶助

児童が、義務教育を受けるのに必要な扶助。

  • 医療扶助

怪我や病気で医療費を必要とするときに行う扶助。原則として現物給付(投薬、処置、手術、入院等の直接給付)するもの。

  • 介護扶助

要介護又は要支援と認定された方に対して行う扶助。原則として介護券を発行することにより現物給付するもの。

  • 出産扶助

出産をするときに行う扶助。

  • 生業扶助

仕事に必要な資金や、技能を修得するための費用、就労のための支度費等を必要とするときに行う扶助。

  • 葬祭扶助

葬儀等を行う必要があるとき、行う扶助。

以上8つの扶助があります。

生活費だけでなく、家や子どもの学校に要する費用が支給され、医療や介護にかかる費用の本人負担はないので安心ですね。