2025年も値上げの1年となりそうです。4月にはすでに前年を上回るペースで飲食品が値上がりしています。
今年度は年金額の増額が決定しており、6月支給分から年金収入が少し増えます。しかし、増額率は前年度比1.9%で、物価上昇のペースには追い付いていません。
こうした状況下で、現代のシニア世代はどのように過ごしているのでしょうか。
そもそも年金を月額どのくらい受け取っているのか。本記事では、厚生年金の平均月額である約14万円を上回る月額15万円以上を受給する人が何パーセントくらいいるのかという視点で、シニアの年金事情をのぞいていきます。
1. 日本の公的年金(国民年金と厚生年金)ってどんな仕組み?
日本の公的年金制度は、「国民年金」と「厚生年金」の2種類から成り立っており、これらは2階建て構造となっています。
厚生年金の2階部分に加入している場合、1階部分である国民年金にも自動的に加入することになります。
ここでは、2025年度の年金額について簡単にご紹介します。