4. まとめにかえて
高齢化の進展や医療費負担の増加に伴って、後期高齢者医療保険料が増額となります。今後も人口動態が大きく変わらないことを考えると、ますます後期高齢者医療保険料が増えることを想定しなければなりません。
保険料が増えると家計の手取り額が減るため、各家庭で対策をしなければなりません。健康維持に意識を向けて医療費や介護費を削減したり、無駄な支出を抑えたりすることが代表的な手段です。
あわせて、余剰資金を運用し、資産寿命を延ばすことも検討しましょう。「運用しながら取り崩す」という意識を持つことにより、老後生活における経済的な安心につながります。
参考資料
- 厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」
- 政府広報オンライン「後期高齢者医療制度 医療費の窓口負担割合はどれくらい?」
- 金融経済教育推進機構「豊かな老後のために知っておきたいお金の話」
柴田 充輝