2. 一時、3万1000円も割り込み、大幅に下落
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。3月の下旬から、主要な移動平均線を割り込み、軟調になっています。窓をあけて下落するような動きが続いており、4月7日には一時、3万1000円を割り込み、3万792円まで下落しました。ただ、その後反発すると、10日には終値ベースで、3万4000円台を回復しました。
今後の展開はどうなるでしょうか。往って来いのような値動きが続いており、なかなか方向感が出しづらい状況です。気になるのは、週初の下落で一時、昨年8月5日の安値(3万1156円)も割ってしまったことです。今はそこから反発するような形になっていますが、再度下落するとここも超え、3万円も割ってしまう可能性があります。まずは今週、3万4000円台を回復できるかどうか注目です。
参考資料
下原 一晃