物価の継続的な高騰を背景に、老後の生活設計や貯蓄状況、家計管理に不安を抱える方が増加しています。

内閣府が2024年に実施した「国民生活に関する世論調査」の結果によると、60歳代で生活に不安を感じている人のうち、実に76%もの方々が「老後の生活設計」に関する不安を抱えていることが明らかになっています。

老後の生活に必要な貯蓄額については、「老後2000万円問題」など様々な議論がありますが、実際に70歳代の世帯はどのくらいの金融資産を保有しているのでしょうか。

本記事では、最新の調査データをもとに、70歳代の貯蓄事情について詳しく見ていきます。

特に「3000万円以上」の貯蓄を持つ世帯の割合や、平均値・中央値から見える実態に焦点を当て、老後の資金準備の参考にしていただきます。