2. 60歳～69歳「厚生年金と国民年金」の平均月額はいくらか
厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、まずは60歳代の厚生年金と国民年金の平均月額を確認してみましょう。
※記事内で紹介する厚生年金の月額には、国民年金の月額部分が含まれています。
2.1 60歳代「厚生年金」の平均月額
- 60歳：厚生年金9万6492円
- 61歳：厚生年金10万317円
- 62歳：厚生年金6万3244円
- 63歳：厚生年金6万5313円
- 64歳：厚生年金8万1700円
- 65歳：厚生年金14万5876円
- 66歳：厚生年金14万8285円
- 67歳：厚生年金14万9205円
- 68歳：厚生年金14万7862円
- 69歳：厚生年金14万5960円
2.2 60歳代「国民年金」の平均月額
- 60歳：国民年金4万3638円
- 61歳：国民年金4万4663円
- 62歳：国民年金4万3477円
- 63歳：国民年金4万5035円
- 64歳：国民年金4万6053円
- 65歳：国民年金5万9599円
- 66歳：国民年金5万9510円
- 67歳：国民年金5万9475円
- 68歳：国民年金5万9194円
- 69歳：国民年金5万8972円
60～64歳は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢が段階的に引き上げられたため、報酬比例部分のみを受給している人や繰上げ受給を選択している人です。
その場合の年金額は、通常よりも低くなります。
夫婦ともに厚生年金加入者だったとしても、平均どおりであれば28万円～30万円ほどの収入となり、37万円の支出はまかなえません。
次に貯蓄額の現状を見ていきましょう。
