1. 60歳代の貯蓄額は平均でいくら?2000万円以上の世帯の割合も紹介
金融経済教育推進機構の「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」に基づいて、60歳代の貯蓄額の平均値と中央値を紹介します。
単身世帯と二人以上世帯にわけて紹介しますが、いずれも金融資産を保有していない世帯も含みます。
さらに、貯蓄額が2000万円以上の世帯の割合も見ていきましょう。
1.1 【60歳代】貯蓄額の平均値と中央値
60歳代単身世帯の貯蓄額の平均値と中央値は、以下のとおりです。
- 平均値:1679万円
- 中央値:350万円
一方で60歳代二人以上世帯の貯蓄額の平均値と中央値は、以下の結果となっています。
- 平均値:2033万円
- 中央値:650万円
単身世帯のほうが平均値、中央値ともに少ないという結果にはなりましたが、だからといって二人以上世帯のほうが裕福な生活をしているとは限りません。グラフをみるとわかる通り、貯蓄額は世帯差が大きくなっています。
1.2 貯蓄額2000万円以上の世帯の割合
貯蓄額が2000万円以上の世帯の割合は、以下のとおりです。
- 60歳代の単身世帯:22.9%
- 60歳代の二人以上世帯:28.0%
60歳代は全体の2割以上の世帯が貯蓄額2000万円以上であることがわかります。
ただし、60歳代は金融資産を保有していない世帯も同程度の割合で存在します。
- 60歳代の単身世帯(金融資産非保有):27.7%
- 60歳代の二人以上世帯(金融資産非保有):20.5%