1. 【約30年で約2倍に】「シニアのおひとりさま世帯」は年々増加傾向に…。

厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によると、2024年における、65歳以上の世帯構造は下記のとおりです。

【2024年:65歳以上の者がいる世帯の割合】

  • 単独(おひとりさま)世帯:32.7%
  • 夫婦のみの世帯:31.8%
  • 親と未婚の子のみの世帯:20.4%
  • 三世代世帯:6.3%
  • その他の世帯:8.8%

統計データを見ると、かつて主流だった「三世代同居世帯」は大きく減少し、現在では「夫婦のみの世帯」と「単身世帯」がほぼ同程度の割合で、それぞれ全体のおよそ3分の1を占めています。

このように、65歳以上の世帯構成は三世代同居から夫婦世帯・単身世帯へと移行しており、それに伴って暮らし方や家計のあり方も大きく変化しています。

次に、70歳代の単身世帯における貯蓄状況について詳しく見ていきましょう。