「貯蓄をする」といっても一朝一夕にいくものではありません。貯蓄をするには節約が必要ですし、節約もやみくもにやっては生活の質が下がり、かえってストレスになることもあるでしょう。そこで今回は、節約のヒントについてまとめてみました。

無駄を省くためのポイント

「お金を貯めよう」とある日突然思いついても、計画性がなく見切り発車で始めた貯蓄はなかなか成功しないものです。まずは、いつまでに、いくら貯めるのかを具体的に決め、自分の収入でその目標を無理なく実現できるように計画を立ててから実行に移しましょう。

また、無駄を省くポイントをはっきりさせることも大切です。以下に無駄を省くときにまず考えるべきポイントを挙げますので、参考にしてください。

通信費

通信費のような固定費は、一度見直すと継続的に節約ができ、そこで浮いた分を貯金に回せます。3大キャリア以外の格安プランに変えたり、インターネット回線と電話回線を同じ会社にしたり、より経済的な使い方を試してみてください。

食費

食費は節約の成果が出やすいところです。夕食に外食することが多ければその回数を減らして自炊する、お昼はお弁当を持参する、間食を控える、缶コーヒーを買うかわりに会社でお茶やインスタントコーヒーを入れて飲むなど、自分ができそうなところから節約を始めてみてください。

趣味・娯楽費

趣味や娯楽は日常のストレスを解消してくれるので、極端に節約すると息苦しくなるでしょう。ただ、スポーツジムの月会費を払いながらほとんど通えないとか、気が進まない飲み会にもなんとなく参加してしまうということはありませんか? たとえば、自治体のスポーツ施設を使う、飲み会に参加する回数を減らしてみるといったことで見直しをしてみてください。

貯めるための基本ポイント

世の中には、お金はあるのに貯まらないという人もいます。そんな人の特徴を知ることで、それを反面教師にしてこれからの節約に役立てましょう。

毎月の貯金額が決まっていない→金額を決めて機械的に貯金

余ったお金を貯めようという考えだと、ついつい「今月は余らなかったから来月から」と先延ばしになりがちです。自分で毎月いくら貯めるかを決め、給与を受け取る口座から貯金用の口座に自動振替するなどの手続きを取りましょう。

ついついお金をつかってしまうことがある→自分の浪費ポイントを知る

自分がついついお金を使ってしまうものは何か、それを意識せずに暮らしていると無駄遣いが増えてしまいます。趣味やレジャーのための出費、嗜好品など、自分の財布の紐がゆるむものを把握して、そのための出費の回数や額をどのくらい減らすか、マイルールを作りましょう。

必要以上のものを買ってしまう→大は小を兼ねるという発想をやめる

大は小を兼ねるという発想でいると、必要以上の機能や大きさのものを買い、結局は使いこなしきれないということになってしまいます。購入を決める前に、自分の生活に本当に合ったものなのかをもう一度考えることを心がけてみましょう。

まとめにかえて

総務省によると、「貯蓄」には預貯金のほか生命保険、株式・債券・投資信託などの有価証券も含まれています。有価証券は将来的に価値が増すことも減ることもあるリスク資産ですが、節約して余剰資金ができたら、有価証券への投資による貯蓄に取り組むことを考えてもいいでしょう。

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LIMO編集部