1. 【見直すべきポイント①】投資先の分散はできているか
まず確認するべきことは、投資先が分散できているかどうかです。
老後資産などを長期的に運用する場合は、投資先の資産や銘柄をできるだけ分散させて、リスクを抑えて安定的に運用することがおすすめです。
投資先を集中してしまうと、大きなリターンを狙える一方で、大きく損をするリスクも高くなります。
たとえば、100万円で10社に投資する場合と1社に投資する場合では、後者のほうがリスクが高いです。投資先の1社が経営不振や経営破綻に陥った場合、株価が急落して自分の資産も激減してしまいます。
NISAで資産が増えない人は、投資先が集中していてリスクを取りすぎていないか確認してみてください。
2. 【見直すべきポイント②】短期間での利益を狙っていないか
次のチェックポイントは、短期間での利益を狙っていないかです。
分散投資の場合、長期的にみれば価格は上昇する傾向にあります。たとえば、アメリカの大手企業500社で構成されるS&P500は、短期的な暴落を何度か経験していますが、長期的に見ると価格は右肩上がりで上昇しています。
リーマンショックやコロナショックなどの暴落を経ていますが、過去28年間で価格は約7.3倍の上昇(ドルベース)です。
そのため、短期間での売買を繰り返すのではなく、長期的に銘柄を保有することによる値上がりを狙ってみてはいかがでしょうか。
1日単位や数分単位で売買を繰り返すデイトレードは利益を出すことが難しく、また投資に割く時間も必要です。
ぜひ、毎日株価の動きを気にするのではなく、たまに思い出したらチャートを見てみるなどの向き合い方のほうが資産は増えていくかもしれません。