高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そしてLIMOメルマガ会員に行った「奨学金に関するアンケート」の中でも「貸与型奨学金の毎月の受給額」についての結果をご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2025年5月・7月締め切り」の給付型奨学金2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要の奨学金・7月締め切り】株式会社レオパレス21「レオパレス21 奨学制度(2026年度)」
レオパレス21 奨学制度は、近年の学費高騰や、奨学金の長期的な返済負担などの社会問題の解決を目指し、レオパレス21が管理する物件への無償入居または給付型奨学金の支給により、学生を支援するオリジナリティあふれる制度となっています。
1.1 【返済不要の奨学金・7月締め切り】株式会社レオパレス21「レオパレス21 奨学制度(2026年度)」
【対象の課程】大学,専修学校,短期大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】入学後(2025年4月1日~7月31日)
【支給人数】最大30名程度
【支給金額/人】480万円
本奨学制度応募者の希望に応じて、下記いずれかを支給します。
1、当社物件の無償貸与:年間最大120万円(当社の定める利用料換算)
2、奨学金の給付:年間36万円
【支給期間】在籍する学校、学部、学科の正規の在学年数(在学期間)
【成績制限】あり
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能(他の奨学制度(奨学金、学費免除等)との併願、併給を認めます)
【専攻分野】専攻分野の限定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】
以下の各項目に該当する方(詳細は概要をご確認ください)
- 日本に居住し、2026年3月に高等学校を卒業見込みである者*または高等学校卒業程度認定試験に合格し、26年3月31日時点で満18歳である者。
- 2026年4月に新年度生(1年生)となり、日本国内の大学、短大、専門学校に入学する者。・向学心に富み、品行方正である者。*成績基準有り
【募集団体】株式会社レオパレス21 奨学制度
【奨学金概要】レオパレス21奨学制度 募集要項(2026年4月新入学生対象)
2. 【返済不要の奨学金・5月締め切り】公益財団法人乃村文化財団「NCF奨学金事業 奨学生(2025年度)」
乃村文化財団は、先人たちの創意工夫にあふれる進取の精神を継承し、多様なコミュニケーション手段を通じて より豊かな未来が実現するよう、ディスプレイのさらなる発展の一翼を担う、という志のもと、乃村工藝社創業130周年記念事業の一環として設立されました。
2.1 【返済不要の奨学金・5月中旬締め切り】公益財団法人乃村文化財団「NCF奨学金事業 奨学生(2025年度)」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2025年5月15日必着 ※休日の場合は、翌平日を期限とします。
【支給人数】20人
【支給金額/人】265万円
・月額5万円
・入学一時金:25万円
【支給期間】4年間(学部期間)
※留年等により正規の最短修学年数を超えて在学する場合においても、決められた期間を超えて給付を受ける事はできない。
【成績制限】あり
【所得制限】あり
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】専攻分野の限定なし
【専攻分野の詳細】当財団が指定する大学の新入学生
【資格・条件】
当財団が指定する大学の新入学生。
1、家計所得全体の年額が給与所得者、事業所得者にかかわらず、500万円以下であること。
2、大学からの推薦書(様式4)を必要とする。
3、高校3年間の成績、もしくはそれに準じるものが平均評定3.3以上(小数点第2位は切捨て)である事を必要とする。
4、海外からの留学生も応募可能とする。
5、他団体から貸付型奨学金受給予定者も応募可とする。ただし、給付型を受給予定の場合は、在籍する大学、または独立行政法人日本学生支援機構や自治体が行う奨学金制度のみ応募可とする
【募集団体】公益財団法人乃村文化財団
【奨学金概要】2025年 NCF奨学金事業 奨学生募集要項
いかがでしたでしょうか。
「2025年5月・7月締め切り」の返済不要の奨学金をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介したように、大学の学費、物件の無償貸与といった、奨学金事業を運営する団体独自の内容であり、魅力的な奨学金事業もあります。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金アンケート】奨学金のイメージ「借金」を選んだ人は66%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。まずは「奨学金のイメージ」について伺った結果です。
3.1 「奨学金」に対するイメージは?
- 借金:66.1%(158人)
- 制度が煩雑:19.7%(47人)
- 利用するための条件が厳しそう:33.9%(81人)
- 奨学金を利用することで、家計の負担を軽減できる:42.3%(101人)
- 奨学金を利用することで、学生自身が学びを続けられる:38.9%(93人)
- そもそもよくわからない:7.5%(18人)
※アンケート回答数:239件
最も多いのは「借金(158名)」で、全体の約66%を占めました。
現在では返済不要の「給付型奨学金」なども徐々に増えつつありますが、まだまだ「学校に行くために借りるお金」というイメージを持つ人がまだまだ多いことが伺えます。
また、「奨学金の返済に苦労している人が多い」といったメディアなどの影響も、ネガティブな印象につながっていると考えられます。
一方で「奨学金を借りることで、家計の負担を軽減できる(101人)」「奨学金を利用することで、学生自身が学びを続けられる(93人)」と答えた人も全体の4割前後と多くいました。
学生自身も、また保護者も、経済的な理由で高等教育を諦めることがないように設けられている制度という認識をしている人は一定数いることがわかります。
4. 「奨学金」の利用を検討したことがある人は44.7%、実際に利用したのは全体の36%
次に「奨学金の利用を検討したことがあるかどうか」について聞いてみました。
4.1 「奨学金」の利用を検討したことはありますか?
- 検討したことがある:44.8%(107人)
- 検討したことがない:55.2%(132人)
※アンケート回答数:239件
「奨学金」の利用を検討したことがない人の割合が、検討したことがある人の割合をやや上回りましたが、大きな差はないことがわかります。
奨学金が、高等教育を受けるにあたって、学費の捻出方法として身近なものとして考えられていることが伺えました。
では、「奨学金」の利用を検討した人のうち、実際に利用するまでに至った人はどのくらいいるのでしょうか?
4.2 (奨学金の利用を検討した人のうち)実際に「奨学金」を利用しましたか?
- 実際に奨学金を利用した:81.3%(87人)
- 実際は奨学金を利用なかった:18.7%(20人)
※アンケート回答数:107件
「奨学金」の利用を検討している人に、実際に奨学金を利用したかを聞いてみると、約8割の人が実際に奨学金を利用していることがわかりました。
アンケートに回答してくださった方全員に対する割合で考えると、全体の36%の人が「実際に奨学金を利用している」ということになります。
また「奨学金」の利用については、学業成績や家庭の経済状況など、受給資格に条件が設けられている場合も多いです。
「奨学金」は、希望した人全員が必ず受給できるものではないということも、利用を検討していた人が、実際に利用しなかった理由として考えられるでしょう。
まだまだ「借金」という負のイメージが強い奨学金ですが、経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討していきたいですね。




