4. 支出を最適化する方法
支出を最適化する際に、まず意識すべきは固定費の削減です。家計簿アプリと銀行口座、クレジットカードを紐づけて、無駄な支出がないか確認しましょう。
固定費を見直せば節約効果が持続するため、思い立った日に着手してみてください。「不要なサービスはないか」「割安なサービスへの置き換えは可能か」を検討し、家計の健全化を目指しましょう。
普段の生活の中でも、本当に必要な買い物かどうかを考えると節約につながります。普段買っているものを、試しに買わずに過ごしてみた結果、「買わなくても特に問題なかった」というケースは往々にしてあるものです。
物価の上昇は家計の大敵であるため、支出の削減には積極的に取り組みましょう。収入を増やすのは簡単ではありませんが、支出の削減は今日から取り組めるため、ぜひ実践してみてください。
5. まとめにかえて
物価の上昇は家計の大敵です。年金生活に突入したあとは収入を増やす手段が限られるため、即効性と持続性のある節約に取り組むとよいでしょう。
家計簿アプリを活用すれば、毎月の生活費を正確に記録できるため、有効活用しましょう。無駄な支出や満足度の低い支出に関しては見直しを行い、支出を減らしていきましょう。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」
- 帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年3月」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)2月分(2025年3月21日公表)」
柴田 充輝