3. 【Pontaは今年で15周年】次のフェーズのカギは「個性の創出」
それでは、次のPhase 6ではどうなるのか。高木専務が重要になるとしたのは「個性の創出」です。具体的には「進化する顧客接点」と「深化する顧客理解」の2つをキーワードに挙げました。
まず、進化する顧客接点は、Pontaが経済圏の中で果たす役割を指します。これまではプラットフォーマーとして黒子に徹してきましたが、Phase 6では経済圏の一体感を生み出すためにPontaの名前を冠するサービスを積極的に展開していきます。
Pontaといえば同名のタヌキのキャラクターも高い認知度を誇りますが、今後はこうしたキャラクターの強さもさらに打ち出していくようです。「お得さだけではない価値を創出していきたい」と高木専務は語ります。
次に深化する顧客理解は、連携する企業に対して従来の単体でのプロモーション提案から総合的なマーケティング支援に切り替えていくことで、さらにデータを有効活用できる環境を構築していく考えです。
昨今、Cookie規制が強化され、サードパーティデータの利用が制限されつつありますが、ロイヤリティ マーケティングはPontaのファーストパーティデータを保有しています。こうした特徴もマーケティングにおいて強みになっていきそうです。