シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転すし「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトの2018年9月に関する月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうであったのか
2018年10月3日に更新されたカッパ・クリエイトの2018年9月の既存店売上高は対前年同月比102.1%で、プラス成長となりました。
また、その内訳としては、客数が同98.1%、客単価が104.0%と、客数はマイナス成長となる一方で、客単価がプラス成長という構成となっています。
今期の既存店売上高の振り返り
さて、2019年3月期のここまでの既存店売上高はここまでどのような推移をしてきたのでしょうか。
既存店売上高でいえば、4月及び7月が100%を割ったものの、それ以外の月では100%を超え、プラス成長となっています。
また、その内訳ですが、客単価は4月以降継続して100%を超えています。安定した客単価のプラス成長といえます。一方、客数については、6月だけが101.1%と100%を超えたものの、それ以外の月では100%を割れています。今後はこの客数の状況がさらに注目されていくことでしょう。
過去1年の株価動向はどうであったのか
最後に、同社の株価動向を見て行きましょう。
株価は春以降大きく上昇し1500円を超える場面もありましたが、その後調整局面に突入。現在は、1300円から1400円の間のレンジ内で推移しているという展開です。
今後は、ここまで見てきたように既存店売上高の中でも客数の動向、また新規出店余地に注目が集まるのではないでしょうか。
参考データ
青山 諭志