現在、2024年11月22日に会議決定された総合経済対策によって給付金支援が実施されている最中です。給付金の対象者には住民税非課税世帯が該当し、1世帯につき3万円が支給されます。

ほかにも政府は幅広い支援対策を実施しており、なかには申請が必須な給付金なども存在します。そこでこの記事では、シニアを対象とした給付金・補助金・手当を紹介していきます。

1. 【シニアが対象】申請しないともらえないお金5選

  1. 年金生活者支援給付金
  2. 加給年金
  3. 高年齢雇用継続基本給付金
  4. 再就職手当
  5. 高齢者住宅改修費用助成制度

1.1 年金生活者支援給付金

申請しないともらえないお金の1つ目は年金生活者支援給付金です。年金生活者支援給付金は公的年金などの合計所得が一定金額を下回る場合に支給されます。年金受給者の生活支援を目的に定められた制度です。

年金生活者支援給付金には以下の3種類があり、それぞれ支給要件が異なります。

  • 老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

例えば、老齢年金生活者支援給付金なら以下の要件が定められています。

  1. 65歳以上の老齢基礎年金の受給者であること
  2. 同一世帯の全員が市町村民税非課税であること
  3. 前年の公的年金等の収入金額とその他の所得との合計額が以下の金額以下であること

【1956年4月2日以後生まれの方】

  • 老齢年金生活者支援給付金:78万9300円以下
  • 補足的老齢年金生活者支援給付金:78万9300円を超え、88万9300円以下

【1956年4月1日以前生まれの方】

  • 老齢年金生活者支援給付金:78万7700円以下
  • 補足的老齢年金生活者支援給付金:78万7700円を超え、88万7700円以下

また、基準額については同じく老齢年金生活者支援給付金で月額5450円になります。月額5450円の基準額で計算すると、年間6万5400円が年金に上乗せされて支給される見込みです。