4. 老後の備え(3)移住や住み替えを検討する

セカンドライフでの住まいにかかるコストは、リフォームや税金など、支出の中でも大きな負担となります。

より支出を抑えるためには、広い戸建てからコンパクトなマンションへ移ることもひとつの方法です。

「子どもが独立すると部屋数が余る」、「段差が多く、足腰に負担が大きい」という場合は、いずれ自宅を手放して住み替える計画を立ててみるのもよいかもしれません。

また、生活コストが安い地域へ移住する選択肢もあります。

医療体制や交通の便などを考慮しながら、経済的な負担を軽減できる場所はないか、今のうちから候補を探しておくことで将来の安心感にもつながります。

5. 今から長期のライフプランを考えておこう

人生100年時代といわれる現在、充実したセカンドライフを送るためには、若いうちからしっかりと備えに取り組むことが大切です。

もちろん貯蓄を行うことも重要ですが、「どのような老後を送りたいか」、「どこでセカンドライフを暮らすか」など自分が求める幸福や人生観をしっかりと明確にしておくことも欠かせません。

将来への不安を少しでも和らげるためにも、まずは長期のライフプランを考えることから取り組んでみましょう。

参考資料

椿 慧理