ここまで見てきたように金融資産、金融商品といっても様々です。いきなり株式投資というのは難しいという方も多いでしょうから、プロ投資家が運用をしてくれる投資信託は一つの選択肢です。また、信託報酬と呼ばれる運用にともなう関連費用が安い投資信託であるインデックスファンドも品ぞろえは増えつつあります。

ただ、投資信託を単に購入するというのではもったいないです。最近では「iDeCo(イデコ)」や「つみたてNISA(ニーサ)」といった非課税枠を活用できる制度も充実しているので、活用できる方は積極的に活用するというのが良いでしょう。

40歳代は老後資金を形成するための重要な時期

今回は40歳代の貯蓄額の実態を見てきました。40歳代は出費の多い年代であり、貯蓄に手が回らないこともあるでしょう。まずは、収入をアップを考えながら、自分はどの程度のリスクをとることができるのかを考えながら、有価証券投資などへの挑戦も含めて「攻めの貯蓄」で資産を増やしていくことがポイントといえるでしょう。投資というと短期間に資産を形成できるイメージがあるかもしれませんが、資産を大きく膨らませるには時間をかけることも重要なポイントといえます。老後までの時間がある人が有利ともいえるでしょう。

参考資料

家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成29年)

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

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LIMO編集部