金融庁が公表した「NISA口座の利用状況調査」によると、2024年9月末時点のNISA口座における買付額は、2024年6月末と比較して36.1%増加しています。
年代別で、NISA口座における買付額を見てみると、50歳代の買付額がもっとも多く、2024年6月末からの増加率は38.5%となっています。
老後も働く方が増えていますが、現役時代と比べ収入が減る傾向にあります。
そのため、将来に向けて資産運用を検討したり、FIREを目指したりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、50歳からFIREを目指し「毎月30万円の不労所得」を得るにはどのような方法があるのか、証券会社の元富裕層担当資産運用アドバイザーがわかりやすく解説します。
1. 「FIRE」を目指すには、不労所得はいくら必要?
たとえば、みなさんは「月に30万円の不労所得」があったらどうでしょうか。
不労所得とは、自らが仕事をしなくても得られる収入のことを言います。
仕事をしなくても不労所得が毎月30万円自分に入ってくればどのような生活ができるでしょうか。
お金や資産形成に興味のある方の中には、「FIRE(ファイヤー)」という言葉を聞いた方も多いのではないでしょうか。
FIREとは英語で「Financial Independence, Retire Early」の略で、日本語に直訳すると「経済的自立と早期リタイア」という意味です。つまり不労所得だけで生活をしていくことをFIREといいます。