4. 【chocoZAPの最新事情】サポート会員は日本全国で約3万人以上
多数ある施策の中でも、独自性が高いのが「フレンドリー会員の募集・実施」です。フレンドリー会員は、店舗の掃除や備品補充などをサポートする代わりに月額料金を割引する認定制の制度で、25年1月時点で約3万人以上が登録しています。
また、不具合対応やメンテナンス活動を行う「セルフメンテナンス会員」という認定制の制度もあり、そちらは同時点で6000人以上が登録しています。対応できるレベルによって3段階に分かれており、タスクは誰でもできる簡単なものから、修理の知識や技能も求められるものまであるそうです。
ユニークな制度ですが、類似例が少ないため、どのようなものなのか気になっている方も多いでしょう。今回は実態を把握するため、24年8月からフレンドリー会員として活動している南雲彩加さん(35歳)に取材し、現場の声を聞いてみました。
5. 【chocoZAPの最新事情】フレンドリー会員の実態を調査!
南雲さんがchocoZAPを始めたのは、23年9月。数年前まで一般的なジムに通っていたそうですが、結婚・引越しを機に退会。以降ジムには通っていませんでしたが、chocoZAPがCMで発信していた「5分で入会手続きができる」「入館して5秒でトレーニングが開始できる」といったメッセージに興味を惹かれ、久しぶりに通ってみることにしたそうです。
「価格がリーズナブルなこと、どこの店舗に行っても良いという部分にも惹かれました。入会初日はひとりで店舗に行きましたが、マシンの横に書かれたガイダンスなどに従って、なんの問題もなくトレーニングを行うことができました」(南雲さん)
フレンドリー会員になったのは約1年後の24年8月。以前から気になっていたところ、そのタイミングで募集がかかり、応募したそうです。
フレンドリー会員の活動内容は、清掃(フロア、エステ・脱毛などの美容系マシン、トレーニングマシン、洗面台、トイレ)、備品補充、ごみ捨てなど。タスクはチケットA、チケットB…といった形で分けられており、店舗ごと・時間帯ごとに発行されたチケットを取得し、活動することができます。
南雲さんは主に入口やロッカーなどを掃除するチケットを取得しているといいます。人気のチケットは取り合いになることも。目当てのチケットがないときは、近くの店舗の状況を確認することもあるそうです。