4. 年金を増やす方法とは?
年金からの天引き額を考慮すると、少しでも年金額を増やしたいと思う方も多いでしょう。年金を増やす方法には、以下のような選択肢があります。
- 繰下げ受給(65歳以降に受給を遅らせると、最大84%増額)
- 付加年金の加入(国民年金に月400円追加すると将来の年金額が増える)
- 60歳以降の任意加入(一定条件を満たせば国民年金に継続加入可能)
- 私的年金の活用(iDeCoや企業年金などで老後資金を増やす)
これらの方法をうまく活用し、老後の生活資金を確保しましょう。
5. まとめにかえて
公的年金は老後の大切な収入源ですが、税金や社会保険料が天引きされるため、実際の手取り額は少なくなります。
少しでも年金を増やすためには、繰下げ受給や私的年金の活用といった方法も検討するとよいでしょう。
老後の生活資金をしっかり確保するためにも、公的年金制度を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
6. 【ご参考】年金に関する疑問や不安を解消!よくある質問を解説
6.1 年金の主な種類と仕組みは?
日本の公的年金制度は、20歳以上60歳未満のすべての方が加入する「国民年金」と、会社員や公務員の方が加入する「厚生年金」の2階建て構造になっています。
会社員や公務員は、これら2つの年金制度に加入するため、将来的に国民年金と厚生年金の両方を受け取れます。
なお、これらの公的年金に上乗せする形で任意加入できるのが、企業年金やiDeCo(個人型確定拠出年金)といった私的年金です。