2025年2月13日に金融庁より公表された「NISA口座の利用状況調査(2024年12月末時点(速報値))」によると、2024年12月末時点でのNISA口座数は約2560万口座、年間新規買付額は約17兆4485億円です。
2024年9月末時点において、NISA口座数約2508万口座、新規買付額約13兆7816億円となっており、新NISAへの関心の高さがうかがえます。
今回は、新NISAで毎月1万円と毎月3万円の積立投資を30年間運用した場合の、総資産額のシミュレーションを紹介します。
1. 新NISAとは?
NISAは、2014年1月に少額からの投資をおこなう方のためにスタートした「少額投資非課税制度」です。
2024年1月に新制度として「新NISA」が始まりました。
1.1 新NISAは運用益が非課税
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした際、売却して得た運用益や受け取った配当に対して、20.315%の税金がかかります。
一方、新NISAで投資した金融商品から得られる運用益は非課税になります。
ただし、新NISAで投資できる金額の上限は決まっています。
1.2 新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」
新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠があり、併用可能です。
つみたて投資枠
- 年間投資枠:120万円
- 投資対象商品:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
成長投資枠
- 年間投資枠:240万円
- 投資対象商品:上場株式・投資信託等
非課税保有限度額は、つみたて投資枠と成長投資枠併用可能で、1800万円まで可能です。
ただし、成長投資枠のみ運用する場合、非課税保有限度額は1200万円になります。
1.3 長期投資で複利効果が大きくなる
長い期間、投資を続けると複利効果が大きくなります。
複利とは、投資や預金で得た収益を元本に組み入れて利息を計算する方法です。
元本のみに収益がつく単利と比べると、複利のほうが同じ金利でも受け取る収益が多くなります。
新NISAでも同様に、長期投資をすると、運用総資産額が大きくなります。
続いて、30年間長期投資した場合の総資産額のシミュレーションを紹介します。
2. 【毎月1万円・毎月3万円】30年間積立投資した場合の総資産額をシミュレーション
ここでは、毎月1万円と毎月3万円を30年間、想定利回り1%・3%・5%で積立投資した場合の、運用資産額シミュレーションを紹介します。
なお、本シミュレーションは安定した利回りが出ることを前提につくられたものです。実際の資産運用はスタート時点で成果を約束されたものではない点に注意しましょう。
2.1 【毎月1万円・毎月3万円】想定利回り1%を30年間積立投資した場合
想定利回り1%で30年間積立投資した場合、運用資産額は毎月1万円では420万円、毎月3万円では1259万円になります。
【想定利回り1%で30年間積立投資をしたとき】
毎月1万円
- 運用資産額:420万円
- 元本:360万円
- 運用収益:60万円
毎月3万円
- 運用資産額:1259万円
- 元本:1080万円
- 運用収益:179万円
想定1%でも、長期的な積み上げにより資産が増える可能性があります。
2.2 【毎月1万円・毎月3万円】想定利回り3%を30年間積立投資した場合
想定利回り1%で30年間積立投資した場合、運用資産額は毎月1万円では583万円、毎月3万円では1748万円になります。
【想定利回り3%で30年間積立投資をしたとき】
毎月1万円
- 運用資産額:583万円
- 元本:360万円
- 運用収益:223万円
毎月3万円
- 運用資産額:1748万円
- 元本:1080万円
- 運用収益:668万円
想定利回りが1%から3%に上がるだけで、運用収益が大きく伸びることが期待できます。
また、積立額を増やすことで、さらに資産が増えやすくなります。
2.3 【毎月1万円・毎月3万円】想定利回り5%を30年間積立投資した場合
【想定利回り5%で30年間積立投資をしたとき】
毎月1万円
- 運用資産額:832万円
- 元本:360万円
- 運用収益:472万円
毎月3万円
- 運用資産額:2497万円
- 元本:1080万円
- 運用収益:1417万円
上記シミュレーションでは、想定利回り5%で長期間の積立投資をすると、大きな差が生まれました。
とはいえ、利回り5%というとある程度のリスクも許容して運用する必要があります。
大きな資産を築くためには、自分のリスク許容度や長期投資に充てられるだけの余裕資金があるかどうかも含めてバランスを検討しましょう。
3. 長期的な積立投資での資産形成を検討しましょう
長期的な積立投資は、複利効果により資産形成に効果的です。
新NISAで長期間での資産運用は、少額でも希望する運用資産額に近づく可能性があるため、早めに検討しましょう。
ただし、投資にはリスクが伴います。
投資を始める際は、ニュースや新聞、金融商品のホームページを見てるなど情報収集をしてから始めましょう。





