2. 【後期高齢者医療制度】65歳~74歳でも対象になるのはどんな人?
原則として75歳から加入することとなる後期高齢者医療制度ですが、中には75歳未満でも対象となるケースがあります。
65歳以上75歳未満の人のうち、一定の障害がある人は、申請により加入が認められるのです。
東京都の場合は、障害認定の要件として下記をあげています。
2.1 障害認定される要件
- 障害年金1級または2級
- 身体障害者手帳1級、2級、3級または「4級の一部」
- 精神障害者保健福祉手帳1級または2級
- 東京都愛の手帳(療育手帳)1度または2度
※身体障害者手帳の「4級の一部」とは、「下肢障害4級1号(両下肢のすべての指を欠くもの)」、「下肢障害4級3号(一下肢を下腿の2分の1以上で欠くもの)」、「下肢障害4級4号(一下肢の機能の著しい障害)」、「音声・言語機能障害」が該当します。
2.2 障害認定の申請方法
障害の状態を明らかにする書類を添えて、お住まいの市区町村の担当窓口に申請が必要です。
65歳~74歳未満の方のうち、一定の障害がある場合は後期高齢者医療制度に加入できる可能性があることがわかりました。
原則は本人の希望で選べるのですが、後期高齢に加入する方が有利なのでしょうか。
所得や世帯の状況によって異なるため一概には言えませんが、後期高齢に加入する方が保険料が安くなることも多いです。
次章にて保険料の目安を見ていきましょう。