4月から働き方を変えて収入が増えたり、お子さんが就職して教育費が必要なくなったりなどして、毎月貯蓄できる金額が増えて資産運用を検討される方もいるでしょう。
老後への不安は年々高まり、また昨今の物価高の中では「老後に向けて資産運用をはじめた方がいい気はするけど、なんとなく怖い」と調べることも踏みとどまる方はいます。
資産運用は必ずリスクがありますから、損をするとなると調べるのも億劫にもなりますが、実際に制度を確認したり、またシミュレーションをおこなったりすることでその実態がわかり、老後資金対策の選択肢の一つにできる場合もあるでしょう。
今回は新NISA制度と25年間のシミュレーション結果を年利別に確認していきましょう。
1. 【新NISA制度】利益に対して約2割かかる税金が非課税に
まずは新NISA制度について確認しましょう。
NISA制度とは、通常運用益に対して原則20.315%かかる税金が非課税となる制度です。
2014年から開始したNISAですが、制度が改正され、2024年度から新NISAとなりました。