4. 国民健康保険料はどのくらい?

協会けんぽは、会社員やその扶養家族が加入する保険ですが、自営業やフリーランスの方などは「国民健康保険」に加入するのが一般的です。

国民健康保険は、協会けんぽのように事業主との折半が行われないため、基本的に個人負担額は大きくなります。

例えば、愛知県名古屋市の国民健康保険料は下表のようになっています。

令和6年度 名古屋市国民健康保険料 概算早見表

令和6年度 名古屋市国民健康保険料 概算早見表

出所:名古屋市「令和6年度 名古屋市国民健康保険料 概算早見表」

<所得に応じた年間保険料(介護保険料も含む)>

  • 0円:8万1030円
  • 25万円:8万1030円
  • 50万円:9万990円
  • 75万円 :12万6570円
  • 100万円:16万2140円
  • 125万円:19万7720円
  • 150万円:23万3290円
  • 175万円:26万8870円
  • 200万円:30万4440円
  • 225万円:34万20円
  • 250万円:37万5590円
  • 275万円:41万1170円
  • 300万円:44万6740円
  • 325万円:48万2320円
  • 350万円:51万7890円
  • 375万円:55万3470円
  • 400万円:58万9040円
  • 425万円 :62万4620円
  • 450万円:66万190円
  • 475万円:69万5770円
  • 500万円 :73万1340円
  • 525万円:76万6920円
  • 550万円:80万2490円
  • 575万円:83万8070円
  • 600万円:87万3640円
  • 625万円:90万9220円
  • 650万円:94万4790円
  • 675万円:98万370円
  • 700万円:101万5940円
  • 750万円:103万1560円
  • 800万円:104万5410円
  • 850万円:105万9260円
  • 900万円:106万円

例えば所得が600万円の場合の年間保険料は87万3640円であり、1ヵ月あたり7万2804円の負担となります。

自営業やフリーランスの方は「健康保険組合」に加入できる可能性もあるので、保険料負担を抑えたい場合は検討してみましょう。

5. まとめにかえて

今回ご紹介したように、健康保険料率は年度ごとに変わり、お住まいの都道府県によっても異なります。

さらに、40歳以上になると介護保険料が加わり、負担額は増えることになります。

家計における社会保険料の負担は非常に大きく、特に国民健康保険の加入者は所得の1割以上を保険料として納めなければいけません。

とはいえ、いざという時に保障を受けられる制度ではあるので、ご自身が加入している健康保険の保障内容を確認してみてはいかがでしょうか。

保障が不足している場合は、民間の生命保険などで備えることも大切です。

参考資料

加藤 聖人