高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして今年度LIMOメルマガ会員にむけて実施した奨学金アンケートの結果をご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2025年3月に申し込み開始の給付型の奨学金」2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが7日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要・3月申込開始の奨学金】公益財団法人中董奨学会「公益財団法人中董奨学会 一般公募奨学生(2025年度)」
公益財団法人中董奨学会は、優秀な学徒にして経済的事由により困難に当面する者に対し、奨学金を支給し、その他育英上必要な業務を行うことを目的としている。1/5
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公益財団法人中董(読み:ナカトウ)奨学会は、1967年5月、創立者である中島董一郎氏が「今日迄絶大な御愛顧を賜った消費者各位の御厚情に聊かながらお報いすると同時に幾分なりとも社会の進展に貢献し、国運の興隆に寄与致したい」と願い、当時の文部大臣(現在の文部科学大臣にあたる)の許可を受けて、設立されました。
1.1 【返済不要・3月申込開始の奨学金】公益財団法人中董奨学会「公益財団法人中董奨学会 一般公募奨学生(2025年度)」
【対象の課程】大学,大学院
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】ー
【申込み期間】2025年3月2日~2025年4月30日(応募書類必着)
【支給人数】50人(一般公募と指定校あわせて50名程度)
【支給金額/人】120万円(月額5万円)
【支給期間】最長2年間
【成績制限】ー
【所得制限】ー
【修学支援制度との併用】可能(修学支援新制度との併用制限なし)
【他の給付型との併用】不可(他機関の奨学金受給中、または申請予定でも応募できますが、併用不可の奨学金を受給中または応募予定の方は、当会に応募できません)
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】大学学部3年生、大学院1年生(修士、博士課程問いません)
【資格・条件】
1. 2025年4月1日現在 年齢が30歳未満の方。
2. 2025年4月1日現在 大学学部3年生、大学院1年生(修士、博士課程問いません)
3. 日本国籍を有し、日本の大学に在学中の方。
4. 学業優秀、品行方正、心身ともに健康で、経済的な理由により学資の支弁に困難している方。
5. 就学及び生活状況を当会SNSで毎月報告、年度末に当会指定の書類提出ができること。
6. 他機関の奨学金受給中、または申請予定でも応募できますが、併用不可の奨学金を受給中または応募予定の方は、当会に応募できません。
7. 留学予定の方は応募不可(海外留学を目的とした奨学金ではない為)。
8. 奨学金は最長2年間支給、お一人1回限り、学部→大学院、修士→博士の進学は対象外となります。
【募集団体】公益財団法人中董奨学会
【奨学金概要】 公益財団法人中董奨学会 一般公募奨学生募集要項
2. 【返済不要・3月申込開始の奨学金】公益財団法人野島財団「公益財団法人野島財団奨学金(2025年度)」
公益財団法人野島財団は「社会に貢献する人材育成」を理念とし、学業・人物ともに優秀な学生に対して、奨学金を給付する財団。次世代を担う人材の育成、並びに学術・科学技術、文化・社会・スポーツ等の分野に対する支援を行い、日本の更なる発展向上に寄与することを目的とした奨学金です。
2.1 【返済不要・3月申込開始の奨学金】公益財団法人野島財団「公益財団法人野島財団奨学金(2025年度)」
【対象】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型奨学金
【申込み期間】2025年3月1日~4月20日
【支給人数】24名
【支給金額/人】180万円(月額5万円)
【支給期間】2025年4月から正規の学士課程修了月まで
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】不可(本財団の奨学金は、他の給付型奨学金と重複して受給することはできないものとしております)
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】大学学部2年生、3年生
【資格・条件】
(1)当財団が指定する大学に在籍している学生であること
青山学院大学、茨城大学、宇都宮大学、お茶の水女子大学、学習院大学、鎌倉女子大学、群馬大学、慶應義塾大学、國學院大学、埼玉大学、芝浦工業大学、上智大学、昭和女子大学、成蹊大学、聖心女子大学、高崎経済大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、電気通信大学、東京工業大学、東京女子大学、東京大学、東京都立大学、東京理科大学、日本女子大学、一橋大学、フェリス女学院大学、法政大学、明治大学、山梨大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、早稲田大学、立命館アジア太平洋大学 等
(2)2025年4月時点で大学学部2年生、3年生であること
【募集団体】公益財団法人野島財団
【奨学金概要】「公益財団法人野島財団」2025年度奨学生募集要項
いかがでしたでしょうか。
2025年3月受付スタートと、これから応募可能な「もらえる」給付型奨学金2事業をご紹介させていただきました。
入学時に新入生に対して募集されることが多い奨学金ですが、在学生でもまだまだ申し込み可能な奨学金はあります。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金アンケート】奨学金のイメージ「借金」を選んだ人は66%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。まずは「奨学金のイメージ」について伺った結果です。
3.1 「奨学金」に対するイメージは?
- 借金:66.1%(158人)
- 制度が煩雑:19.7%(47人)
- 利用するための条件が厳しそう:33.9%(81人)
- 奨学金を利用することで、家計の負担を軽減できる:42.3%(101人)
- 奨学金を利用することで、学生自身が学びを続けられる:38.9%(93人)
- そもそもよくわからない:7.5%(18人)
※アンケート回答数:239件
最も多いのは「借金(158名)」で、全体の約66%を占めました。
現在では返済不要の「給付型奨学金」なども徐々に増えつつありますが、まだまだ「学校に行くために借りるお金」というイメージを持つ人がまだまだ多いことが伺えます。
また、「奨学金の返済に苦労している人が多い」といったメディアなどの影響も、ネガティブな印象につながっていると考えられます。
一方で「奨学金を借りることで、家計の負担を軽減できる(101人)」「奨学金を利用することで、学生自身が学びを続けられる(93人)」と答えた人も全体の4割前後と多くいました。
学生自身も、また保護者も、経済的な理由で高等教育を諦めることがないように設けられている制度という認識をしている人は一定数いることがわかります。
4. 「奨学金」の利用を検討したことがある人は44.7%、実際に利用したのは全体の36%
次に「奨学金の利用を検討したことがあるかどうか」について聞いてみました。
4.1 「奨学金」の利用を検討したことはありますか?
- 検討したことがある:44.8%(107人)
- 検討したことがない:55.2%(132人)
※アンケート回答数:239件
「奨学金」の利用を検討したことがない人の割合が、検討したことがある人の割合をやや上回りましたが、大きな差はないことがわかります。
奨学金が、高等教育を受けるにあたって、学費の捻出方法として身近なものとして考えられていることが伺えました。
では、「奨学金」の利用を検討した人のうち、実際に利用するまでに至った人はどのくらいいるのでしょうか?
4.2 (奨学金の利用を検討した人のうち)実際に「奨学金」を利用しましたか?
- 実際に奨学金を利用した:81.3%(87人)
- 実際は奨学金を利用なかった:18.7%(20人)
※アンケート回答数:107件
「奨学金」の利用を検討している人に、実際に奨学金を利用したかを聞いてみると、約8割の人が実際に奨学金を利用していることがわかりました。
アンケートに回答してくださった方全員に対する割合で考えると、全体の36%の人が「実際に奨学金を利用している」ということになります。
また「奨学金」の利用については、学業成績や家庭の経済状況など、受給資格に条件が設けられている場合も多いです。
「奨学金」は、希望した人全員が必ず受給できるものではないということも、利用を検討していた人が、実際に利用しなかった理由として考えられるでしょう。
まだまだ「借金」という負のイメージが強い奨学金ですが、経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討していきたいですね。



