2. 元銀行員が教える!「この人は貯蓄できない」貯蓄下手な人の共通点3選

貯蓄下手な人には、実はある共通した特徴があります。

ここからは、筆者が銀行員としての経験で見た貯蓄できない人のやりがちな行動と、その改善ポイントを紹介していきます。

2.1 貯蓄下手な行動(その1):毎月手元に残った金額を貯蓄する

収入から貯蓄や投資分を引いた残りのお金でやりくりしよう

お金の上に並ぶ人の写真

出所:金融庁「資産形成の基本」

毎月の収入から生活費を差し引いた残りを貯金しようとすると、気づけば使い切ってしまうことも珍しくありません。

貯蓄ができる人は、給料日などの収入があるタイミングで、一定額を「余裕資金」として別の口座に自動的に移す仕組みを利用しています。定期預金の積立や自動積立の設定を活用するのも有効です。

この「先取り貯蓄」の習慣によって、貯蓄を優先しつつ、残ったお金の範囲内で家計をやりくりするというルールを徹底しているのです。

2.2 貯蓄下手な行動(その2):衝動的にお金を使ってしまう

お金を使うときに基準となるマイルールを作りましょう

勉強する写真

出所:west/shutterstock.com

貯蓄ができる人は、お金の使い方に一貫したルールを持っていることが多いです。「何となく」お金を使ってしまうと、気づかないうちに出費が増え、貯蓄が思うように進みません。

たとえば、「1万円以上の買い物は3日考える」「衝動買いは月に1回まで」「外食は週2回まで」といったマイルールを設定すると、無駄な支出を減らしやすくなります。

これは節約のためだけでなく、自分にとって本当に価値のあるものは何かに向き合うことができる効果もあります。