新生活がスタートする4月ですが、3月31日に株式会社帝国データバンクが公表した「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年4月」では2025年4月の飲食料品値上げは合計4225品目となり、1年6ヵ月ぶりに4000品目を超えました。
ますます物価は上昇し、生活が苦しいという方もいらっしゃるかもしれません。
そのような状況で救いとなるのが、公的な給付金施策です。現在、住民税非課税世帯に対しての3万円給付が進行中です。
今回は住民税非課税世帯について解説していくとともに、進行中の3万円給付金について概要を確認していきます。
1. 【続く物価高騰】米類は前年比77.5%の上昇
2025年3月4日、総務省は「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2025年(令和7年)2月分(中旬速報値)」を公表。
これによると、2月の生鮮食品を除く総合指数は前年同月比2.2%上昇の108.5となりました。特に米類は前年同月比77.5%の値上がりとなり、5カ月連続で過去最大の上昇率を更新しています。
モノやサービスの値上げが続く中、2024年度補正予算(2024年12月成立)でも物価高騰対策の一環として「住民税非課税世帯への3万円給付金」が盛り込まれました。
特に物価高の影響を受やすい低所得世帯に向けた支援措置として、現在、各自治体でその給付作業が進行中です。次ではこの給付金の概要に触れておきましょう。