3. 【60歳代・おひとりさま世帯】「手取り収入」からいくら「貯蓄」に回している?

60歳代は、すでに年金生活に入っている世帯と、まだ現役で働いている世帯の両方が含まれる世代です。

では、この年代の人は、毎月の手取り収入のうち、どれくらいの割合を貯蓄に充てているのでしょうか。

3.1 年間手取り収入からの貯蓄割合をチェック

  • 平均:15%
  • 0%:9.2%
  • 5%未満:14.5%
  • 5〜10%未満:17.1%
  • 10〜15%未満:21.1%
  • 15〜20%未満:7.9%
  • 20〜25%未満:13.2%
  • 25〜30%未満:1.3%
  • 30〜35%未満:5.3%
  • 35%以上:10.5%

貯蓄に回している人の中で最も多かったのは「手取りの10〜15%未満」で、該当するのは21.1%でした。

全体の平均は15%で、収入の約1割を貯蓄に充てている世帯が多いことがわかります。

たとえば年金収入が月15万円の場合、平均的には1万5000円を貯蓄していることになります。

老後の始まりをどこに設定するかは人それぞれですが、老後資金の準備は60歳までに完了していると、より安心して生活できるかもしれません。

次章では、老後の収入の中心となる年金額の平均について確認していきます。