2. 【60歳代のおひとりさま世帯】貯蓄保有世帯のみの「平均と中央値」はいくら?

では、貯蓄を保有している世帯に限定した場合、平均額や中央値はどのように変わるのでしょうか。

同じく「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」の結果から確認してみましょう。

60歳代・単身世帯の貯蓄額

60歳代・単身世帯の貯蓄額

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとにLIMO編集部作成

  • 100万円未満:12.3%
  • 100~200万円未満:7.7%
  • 200~300万円未満:4.2%
  • 300~400万円未満:4.5%
  • 400~500万円未満:3.9%
  • 500~700万円未満:8.1%
  • 700~1000万円未満:7.1%
  • 1000~1500万円未満:11.3%
  • 1500~2000万円未満:3.5%
  • 2000~3000万円未満:8.4%
  • 3000万円以上:23.2%
  • 無回答:5.8%

2.1 貯蓄額の平均と中央値を確認

  • 平均:2363万円
  • 中央値:960万円

2.2 貯蓄3000万円以上の割合を確認

  • 23.2%

2.3 貯蓄100万円未満の割合を確認

  • 12.3%

貯蓄を保有している世帯に限ると、平均貯蓄額は2000万円を超え、中央値も1000万円に近い値となっています。

また、「貯蓄3000万円以上」の割合は23.2%にのぼりました。

次章では、「手取り収入に対する貯蓄の割合」についても見ていきましょう。