1.2 日本における富裕層と超富裕層の割合は2.96%
2023年は富裕層が153万5000世帯、超富裕層が11万8000世帯となっており、合計は165万3000世帯です。総世帯数が5570万4000世帯のうち、富裕層と超富裕層は2.96%となっています。
1.3 日本の富裕層と超富裕層は年々増加している
2011年以降、日本の富裕層と超富裕層の世帯数や純金融資産額は増えています。
階層別にみた保有資産と世帯数の推移は以下のとおりです。
【2023年】純金融資産と世帯数
- 超富裕層:135兆円/11万8000世帯
- 富裕層:334兆円/153万5000世帯
- 準富裕層:333兆円/403万9000世帯
- アッパーマス層:282兆円/576万5000世帯
- マス層:711兆円/4424万7000世帯
【2021年】純金融資産と世帯数
- 超富裕層:105兆円/9万世帯
- 富裕層:259兆円/139万5000世帯
- 準富裕層:258兆円/325万4000世帯
- アッパーマス層:332兆円/726万3000世帯
- マス層:678兆円/4213万2000世帯
近年の株式相場の上昇により、保有していた金融資産額が増加し、準富裕層の一部が富裕層へ、富裕層の一部が超富裕層へ移行したと考えられています。
つづいて、20歳代から70歳代の貯蓄額の実態をみていきましょう。