高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そしてLIMOメルマガ会員に行った「奨学金に関するアンケート」の中でも「貸与型奨学金の毎月の受給額」についての結果をご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「4月締め切りで募集人数3ケタ」の給付型奨学金2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要の奨学金】公益財団法人キーエンス財団 「キーエンス財団 給付型奨学金(2025年)」
公益財団法人キーエンス財団は、返済不要の給付型奨学金で日本の未来を担う若者を応援します。
1.1 【返済不要の奨学金】公益財団法人キーエンス財団 「キーエンス財団 給付型奨学金(2025年)」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】募集期間(予定)
一次選考Web登録:2025年2月3日(月)~4月4日(金)午前10時
二次選考書類:2025年4月10日(木)~4月23日(水)締切当日消印有効
Web登録:2025年4月10日(木)~4月23日(水)午前10時
【支給人数】700人程度
【支給金額/人】480万円
月額10万円(年額120万円)
【支給期間】2025年4月~2029年3月(最短修業年限)
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】不可(ただし、国の修学支援制度による授業料等減免は併用可能)
【他の給付型との併用】不可
- 貸与型奨学金:併用可
- 給付型奨学金:併用不可(ただし海外留学支援の奨学金は併用可)
【専攻分野】専攻分野の制限なし
【専攻分野の詳細】新入生(4年制の学科・学部)
【資格・条件】以下のいずれの各項にも該当する者
- 2025年4月に日本の大学に入学する者(4年制の学部・学科生に限る。ただし通信教育課程及び夜間学部生、並びに留学生を除く。)
- 2025年4月1日現在、20歳以下である者
- 経済的な支援を必要とする者※ 日本学生支援機構を含む他の奨学金との併用について(併用とは、当財団の奨学金に加え、期間を一部でも重複して他の奨学金を受給すること)
- 貸与型奨学金:併用可
- 給付型奨学金:併用不可(ただし海外留学支援の奨学金は併用可)
- 国の修学支援制度による授業料等減免:併用可
- 大学独自の制度のうち現金が給付されるのではなく、大学に納付する授業料が実際に減額または免除される制度:併用可
【募集団体】公益財団法人キーエンス財団
【奨学金概要】公益財団法人キーエンス財団2025 年度 奨学生募集要項
2. 【返済不要の奨学金】学校法人日本財団ドワンゴ学園「日本財団ZEN大学奨学金(2025年度)」2次募集
すでに1次募集は締め切っている奨学金ですが、2次募集が2025年4月30日までと、まだ応募可能な奨学金です。
2.1 【返済不要の奨学金】学校法人日本財団ドワンゴ学園「日本財団ZEN大学奨学金(2025年度)」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型奨学金(授業料減免)
【申込み期間】
1次募集:2024年11月12日14時~2024年12月22日23時59分まで(1次募集は締め切り済)
2次募集:2024年12月23日0時~2025年4月30日23時59分まで
【支給人数】最大500人
【支給金額/人】年間授業料(38万円)を全額免除
※入学初年度は、入学検定料(3万円)および入学金(3万6千円)も全額免除
【支給期間】1年限り
※2年次以降も本奨学生として学費免除が適応されるためには、翌年度の奨学生募集に応募し、審査を通過する必要があります。
【成績制限】なし
【所得制限】あり
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能
※ZEN大学独自の奨学金(特待奨学生支援制度等)との併用も可能。その他団体による奨学金との併給について、ZEN大学側では制限を設けていない。
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】以下の1〜4の条件に全て該当する者。
1. ZEN大学学生募集要項(2025年4月入学)に記載の入学資格を満たす者。
2. 日本国籍を有する者、特別永住者、または、出入国管理及難民認定法の別表第二に規定される在留資格(永住者、定住者、日本人(永住者)の配偶者・子)を有する者。
3. 本学への入学を強く希望し、本学で学び、卒業する意欲のある者。
4. 生計維持者(学生の学費・生活費を支払う者)の「最新(令和6年度(令和5年中))の所得証明書」記載の収入・所得金額を合算した世帯収入下記の者。※複数種類の収入・所得ある場合、合算して総合的に判定します。
【募集団体】学校法人日本財団ドワンゴ学園(ZEN大学)
【奨学金概要】日本財団ZEN大学奨学金 募集要項(2025年4月入学版)
いかがでしたでしょうか。
募集人数が3ケタ後半と非常に多く、且つ「給付型」という返済不要の奨学金の募集は、高等教育を志す学生や保護者の皆様にとって、心強い存在になるのではないでしょうか。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金に関するアンケート】貸与型奨学金、最も多い受給額は月額2万~4万円で32%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員(メルマガ会員)に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。
アンケート項目の中で、メルマガ会員の方のうち貸与型奨学金(有利子型、無利子型含む)を利用されていた方に、「毎月いくら奨学金を借りていたか」について伺いました。
- 19999円以下 25.3%(19人)
- 20000~39999円 32.0%(24人)
- 40000円~59999円 18.7%(14人)
- 60000円~79999円 8.0%(6人)
- 80000円~99999円 8.0%(6人)
- 120000円以上 8.0%(6人)
※貸与型奨学金利用者数合計 75人(うち、有利子型無利子型併用利用者4名)
※100000円~119999円は該当者なし
最も多いのは、貸与月額「20000~39999円(24名)」で、貸与型奨学金利用者全体の32%を占めました。
なお、今回のアンケートにお答えいただいた方は全体で239名となり、貸与型奨学金を利用されていた方は、全体の31%という結果になりました。
4. 【奨学金】奨学金には「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金がある
ここで奨学金の種類についてご紹介しましょう。
奨学金には、大きく分けて「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金があります。
4.1 貸与型の奨学金
学生に対して資金を貸し付ける形の奨学金です。「借金」のイメージが強い奨学金ですが、この「貸与型」の奨学金の印象が大きいことが伺えます。
貸与型奨学金の主な特徴は次の通りです。
1.返済が必要:卒業後、一定期間が経過した後、返済を開始します。返済額や返済期間は、奨学金を提供する機関や、奨学金の契約条件によって異なります。
2.金利:無利息のものや、「国の学生ローン」よりも低い金利が設定されているものもあります。また一部には市場金利に基づく利息が付く場合もあります。
3.利用条件:学業成績や家庭の経済状況などに応じて、受給資格が決まることがあります。申請時には、必要な書類や情報を提供する必要があります。
4.2 給付型の奨学金
優れた学術研究をおこなった学生や、成績優秀な学生に対して、基本的に返済不要となる奨学金です。対象となった場合、大学・専門学校等の授業料や入学金も免除、または減額されます。主な特徴は次の通りです。
1.返済不要:奨学金を受け取った学生に返済の義務はありません。
2.利用条件:上記の通り、学業成績や、特定の活動や分野に対する成績、そのほかにも家庭の経済状況などに基づいて支給されることが一般的です。選考過程があり、申請者が一定の条件を満たす必要があります。
3.支給形式:一度にまとまった金額が支給される場合もあれば、月々支給される場合もあります。支給方法や金額は奨学金のプログラムによって異なります。
また給付型奨学金の中には、学校法人や公益財団法人、福祉法人や企業などが、卒業後に事前に約束した職種に一定期間就くことを条件として、給付型奨学金制度を設けているところもあります。
今回のアンケート結果でご紹介したのは、LIMOメルマガ会員のうち、貸与型奨学金利用をしていた方が「毎月いくら奨学金を借りていたか」ですが、給付型の奨学金であれば、「卒業後、返せるかどうかが不安で奨学金を利用できない」という人でも安心して借りられるのではないでしょうか。
経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討してみることをおすすめします。



