3. 【65歳以上・無職夫婦世帯】1カ月の収入の平均はいくら?
最後に、総務省「家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要」を参考に、65歳以上・無職世帯(夫婦のみ)の月の生活費を確認しましょう。
3.1 月の収入
収入:24万4580円(うち社会保障給付21万8441円)
月の収入は年金が約22万円。先ほどの平均額の男性の厚生年金と女性の国民年金の合計金額もほぼ同様の水準となります。今のシニアは会社員の夫と専業主婦の妻という夫婦が多かったのでしょう。
現代は共働きが増えていますから、老後の年金額が現代シニアの平均より多くなるご家庭もあるかもしれません。
ただ、共働きでもパートタイムで働く方も多いですよね。ご家庭の状況によって夫婦が働ける時間は異なりますが、たとえば育児が落ち着いてきたら働く時間を増やすなどして、厚生年金に加入したり、収入を増やしたりして将来の年金額を増やす工夫をするのもよいでしょう。
一方で、少子高齢化により将来の年金受給額が減る可能性も想定しておきたいところ。公的年金以外の備えも重要でしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)