1月24日、総務省が12月分の消費者物価指数を公表し、前年同月比で3.6%の上昇となりました。

それを踏まえ、2025年度の年金額は1.9%の引き上げられることが決定しました。

年金の支給額は、現役時代の収入や加入期間によって異なりますが、現在の60~80歳代の方々は実際にどのくらいの金額を受け取っているのでしょうか。

今回は、厚生年金と国民年金の平均月額を年齢別にご紹介します。

1. 【厚生年金と国民年金】日本の公的年金制度は2階建て

日本の公的年金制度は、20歳以上60歳未満のすべての方が加入する「国民年金」と、会社員や公務員の方が加入する「厚生年金」の2階建て構造になっています。

会社員や公務員は、これら2つの年金制度に加入するため、将来的に国民年金と厚生年金の両方を受け取れます。

日本の公的年金制度

日本の公的年金制度

出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」等を参考にLIMO編集部作成

また、公的年金に上乗せする形で任意加入できるのが、企業年金やiDeCo(個人型確定拠出年金)といった私的年金です。