3. 毎年最大で約6万円が年金に上乗せされる「年金生活者支援給付金」とは?
年金生活者支援給付金は、公的年金やその他の収入が少なく、生活に困難を抱える高齢者世帯に対して支給されるものです。
この給付金を受け取るには、「老齢基礎年金(国民年金)」「障害年金」「遺族年金」のいずれかを受給していることに加え、一定の要件をすべて満たす必要があります。
たとえば、老齢基礎年金(国民年金)を受給している方は、以下の全ての要件を満たす場合、「老齢年金生活者支援給付金」の支給対象となります。
- 65歳以上の老齢基礎年金の受給者である
- 同一世帯の全員が市町村民税非課税である
- 前年の公的年金等の収入金額とその他の所得との合計額が昭和31年4月2日以後に生まれの方は88万9300円以下、昭和31年4月1日以前に生まれの方は88万7700円以下である。
「年金生活者支援給付金」の対象かどうかを詳しく知りたい場合は、お住まいの市町村窓口や最寄りの年金事務所に問い合わせてみると良いでしょう。
なお、そんな年金生活者支援給付金ですが、給付額は毎年度改定がされており、2025年度は増額改定となりました。