5. 取材を終えて

投資初心者も中級者も勉強し続けることが大切です

投資先に悩む図

出所:AntonioSolano/istockphoto.com

新NISAやiDeCoで投資を開始した人にとって、投資をもっと戦略的に進めていきたい、レベルアップしたいと考えることは自然なことでしょう。

Rさんは最後に、「投資中級者になるためには、証券外務員資格1種と簿記2級の内容は最低限知っておくと良い」と伝えてくださいました。

そのためには、投資の知識をより身につけ、資産運用の判断スキルを磨くことが重要なのではないでしょうか。

今回の内容はRさんの経験に基づくものですが、投資の捉え方は人によって異なります。参考にしながら、自分に合った運用スタイルを見つけてみてください。

6. ご参考

iDeCoとは、どのような制度なのか、ここで簡単にご説明します。

iDeCoとは個人型確定拠出年金のことを差します。公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に、給付を受けられる私的年金制度の一つです。

企業型確定拠出年金と異なり、加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行います。

掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができますが、60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。

iDeCoの概要を図で理解しよう

iDeCoの概要図

出所:厚生労働省「iDeCoの概要」

参考資料

三石 由佳